こんにちは、ジョージです。
ヤフーのトップニュースでこんな記事がありました。
Yahoo!ニュース
「20代のほぼ半数「転職考えている」 転職意識調査」
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180921-00401378-fnn-bus_all
一部抜粋
今回、転職サービス「DODA」が、20代から60代の働く男女1,200人を対象に、転職へのイメージ調査を行ったところ、「現在、転職を考えているか」という質問に対し、20代の49.5%と、約半数が考えていると回答。
転職に対してポジティブに捉える人が半数を超えるらしく、今の売り手市場がそういった価値観に影響しているのでしょうか。
でも、客観的に見て怖いな~って思うのが、
「こういった転職を前向きにメディアが取り上げることで、意識の低い若者も釣られてしまう危険性がある」
ということです。
普段、会社で面接の窓口として、それこそ記事にも出てくる「DODA」を運営するパーソルキャリアとも話すし、今は売り手市場であることや、働き方改革の流れで求職者の意識が変わってきていることなどを聞いたりします。
その中で、時代は変わっても変わらないものがあって、「転職者の大半は意識の低い層」だということです。
働き方改革の影響で、「しんどいことはダメ」、「残業や飲み会などは時代遅れ」、「パワハラの捉え方」など、都合の良いことだけを受け入れる若者が大半です。
そんな若者達がとりあえずで応募してくるせいか、面接ドタキャンは頻繁にあるし、面接時にはほとんど質問はしないくせに後から人材紹介会社を経由して「給与のこと」や「出世のこと」についての問い合わせは結構あります。
いつの時代も企業は優秀で謙虚な人材を求めていることに変わりはありません。
だから、今の時代は転職がポジティブであり、どんどんステージチェンジしていこう!と煽るような記事は逆にマイナスだと僕は思います。
意識の低い若者が勢いで辞めたって、次の会社でも同じことを繰り返すだけだから。僕の勝手な意見ですが、ダンスとかプログラミングを必須授業にするよりも、「お金に関する授業」を必須にするべきじゃないでしょうか。
なぜ若者の意識が低いのか?
それは、お金を稼ぐ意味も必要性も深くは考えていないことが原因だと思っています。
若者の両親がバブル後の就職氷河期で苦しんだ世代だから、リスクを背負う生き方よりも、子供には「良い大学に入り、とりあえず就職しなさい」と、昔にも増して「大学の延長のような感覚で就職」を勧めている気がします。
そのせいか、奨学金破産のような理解できないニュースが出てくるのでしょう。奨学金の返済で言うと、期間は長いものの、月々の支払い額で言えばそんなに大した額ではありません。
「それくらいの金額すら払えないような仕事に就くために大学に通っていたのだろうか?」
親も大学に入る前に、奨学金について詳しく説明をするべきです。
「卒業をした瞬間に毎月の返済が始まって、月にこれくらいの金額がかかって、それを踏まえてゆとりのある生活をするにはこれくらいの手取りが必要ね。」
それがお金の授業だと思うし、若いうちからお金に対する価値観を学ばせることが将来を左右すると言ってもいいと思う。
明確に人生設計が出来ていれば必ずしも「転職」は必要じゃない。
自分の将来を考えたとき、どんな生活を手に入れていたいか。
・貯金3,000万円がほしい
・住みたい場所がある
・脱サラしたい
など、人それぞれ自分の思い描いた理想の人生があるはずです。
それを理想だけで終わらせずに、一度真剣にプランニングしてみましょう。間違っても、「今より年収が上がればいい」とか、「休みが増えればいい」なんていう適当な考えで転職はしないほうがいいです。
そうしなければ、年収が上がっても上がった年収分を価値のあるものに変えれないし、休みが増えてもダラダラ過ごす日が増えるだけになると思います。
例えば、貯金3,000万円を40歳までには貯めたい!とした場合、転職して年収が100万円上がったらそれは達成できるのでしょうか?
いくらの年収だったら達成できるのかを考え、結果的にサラリーマンじゃ難しいと気づけたとします。それなら、副業などの収入を考えればいいし、わざわざ転職する必要もなくなります。(副業を認める会社に勤めていた場合)
反対に、副業禁止の会社であれば、副業を認める会社への転職は大いにアリだと思います。
まとめ
僕の知り合いから聞いた話ですが、結婚を考える20代前半女性の会話です。
「奨学金の返済がある男性は結婚対象には入らないよね~」
という価値観があるくらい、女性は特にお金にシビアです。男性側が奨学金に対する明確なプランニングができていれば、大きな問題にはならないはずです。
【自分の子供が大きくなったら読ませたい本】
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)