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ANAで20万マイルを貯めても無意味?陸マイラーの悩みとは

僕は2015年からANAのマイルを貯めています。マイルというのは航空会社が発行するポイントのようなもので、そのポイントをうまく使えば航空券にかかる費用が大幅に抑えられます。そのマイルを過去には最高20万マイル以上を保有し、現在は約10万マイル保有しています。

しかし、残念なことに「ANAマイルは使いづらい」が結論なのです。

これからANAマイルを貯めようとしている方、もしくは同じような状態に苦しんでいる方に向けて解説します。

この記事でわかること

  • なぜ、マイルが貯まっているのに使えないのか
  • 今後もマイルを貯め続けてメリットがあるのか

マイルは陸で貯める「陸マイラー」

マイルっていうのは基本、飛行機に乗ったらもらえるものです。それ以外では、ANAの発行するクレジットカードなどで決済しても貯まります。飛行機で貯める場合、仕事で利用することでたくさん貯めている人もいますが、ほとんどの人には関係のない話です。

そして、クレジットカードの決済で貯めることもほぼ無理でしょう。基本、決済に対して1%の還元が相場なので、年間100万円をカードで支払っても10,000マイルしか獲得できません。

案外貯めることが難しいマイルも、地上にいながら大量のマイルを貯めることができます。それが「陸マイラー」です。巷ではそう呼ばれ、飛行機に乗るよりも効率よくマイルが貯められて、年間で20万マイル以上を獲得することができます。

そうやって、コツコツと毎月ANAマイルを貯め続けた結果、過去最高は209,643マイルになりました。

そして2023年2月時点でのANAマイル保有数は99,145マイルとなっています。

ちなみにANAのマイルを飛行機に搭乗することで貯める場合は予約するチケットによって変動はしますが、成田空港から福岡までを飛行機で移動する場合は、往復で1,134マイルが貯まります。

陸マイラーなら毎月2万マイル程度は貯めることができ、出張族で月に20回近く出張にでていることに相当します。現実的な路線で一番マイルが貯まるのは東京〜沖縄の往復1,968マイルで、そう考えると20万マイルがどれだけすごい数字か分かります。

その全てのマイルを僕はポイントサイトで貯めました。

陸マイラーが効率的にマイルを貯められる理由

今の僕が保有しているマイル数は価値があるのだろうか?

マイルを貯めるには、ポイントサイトで貯めた2万円相当のポイントをソラチカルートを使えば、最大で18,000マイルに交換することが可能です。

そもそも「えっ?現金2万円の方が得なんじゃないの?」と、数字的には目減りしているマイル数にそういった疑問を持って当然だと思います。

しかし「1マイル=1円」ではありません。

例えばハワイへANAの飛行機を使って旅行をしようと考えた場合、その航空券代が10万円だったとします。ANAマイルで同じ便を予約するには最大55,000マイルが必要になります。

  • 現金で取得は10万円
  • マイルなら61,000円

明らかにANAマイルに変換してハワイ行きの航空券を取得した方がお得ですよね?

だから陸マイラーはこぞってANAマイルを貯めるのです。もし飛行機のファーストクラスを現金で取得したら100万円を超えるものもありますが、マイルなら欧米への旅行でも最大15万〜16万マイルで取得できてしまうのです。

ANAマイルはなぜ使えないのか

ANAマイルの貯め方や価値について話してきましたが、陸マイラーとしてマイルを貯める方法は性別や職業問わずできるので、近年はマイルを大量に保有する方が増えています。

しかし、ANAマイルで取得できる特典航空券には席の確保数が決まっており、マイラーがたくさん増えれば増えるほど、激しいイスとりゲームになっています。

しかも、その確保している枠というのには優先順位があって、上級会員から優先的にとなっています。上級会員とは搭乗することでしか獲得できないプレミアムポイントを1年間で3万ポイント以上を貯めるとなれます。ただでさえ、枠が少ない故に上級会員が優先で取得できるのであれば、一般会員にはよほどの幸運でもない限り行きたい場所の航空券は確保できないのです。

「マイルはたくさんあるが特典航空券では使えない」

マイルを貯めてみて感じる、ANAマイルを貯める意味の薄さに落胆しています。

航空券以外の使い道

マイルの魅力は航空券を安く取得できることですが、航空券以外にもマイルの使い道はたくさんあります。


ANAが提携している企業で、マイルが使えます。

ユニクロや楽天市場、ふるさと納税もあります。

ANAセレクションはカタログギフトのような感じです。

マイルにはいろんな使い方があるので、決して損をしているわけではないですが、飛行機を使いたいからマイルを貯めているので、あまり魅力的に感じないですよね。

一般航空券予約に使える「SKYコイン」

マイルでの航空券が取れなければ、SKYコインという方法もあります。

SKYコインはANA専用の通貨で、ANAマイルと交換できます。ANAマイルで特典航空券を取得するの難しいですが、SKYコインは「1コイン=1円」なので、通常のANA予約サイトで支払い時に使用できます。また、SKYコインはマイルから換金する場合には換金率が優遇されます。

1マイル=1.6倍のSKYコイン(持っているクレカによって変動あり)

要するに50,000マイルを持っていれば、80,000SKYコイン(80,000円分相当)に換金ができます。(かなりもったいない使い方ですが)さらに、ANAマイルで航空券を取得する場合は二親等までしか使えませんが、SKYコインなら現金と同じ扱いにはなるので、誰の支払いに使用しても問題ありません。

目的が「海外旅行」であればANAマイル以外にするべき

ANAマイルの価値については、たくさんのブログで紹介されていますが、結局は使い道がなければ何の意味も持ちません。

マイルで航空券をとる場合に触れた「上級会員」には、実は修行をすれば出張族じゃなくてもなれるんです。名前からも想像できるように修行というのは、上級会員取得のみにスポットをあてているため、例えば東京〜沖縄を1日で2往復するような過酷な日々が待ち構えています。もちろんその分の航空代は必要なので、会員取得に至るまでにかかる費用は50万程度かかります。上級会員になったからと言って、絶対にマイルで航空券が取得できるとも限らないのです。

目的が「海外旅行」なのであればANAマイル以外でお得なものがあります。それはANAが加盟するスターアライアンスの一員であるユナイテッド航空です。ユナイテッド航空のにも独自のマイル制度がありますが、そちらを貯めた方が海外旅行をお得に行けるのです。

その理由は燃油サーチャージです。近年、燃油サーチャージが高騰しているため、ANAマイルで海外航空券を取得しても、マイルに加えて数万円のサーチャージが取られることもあります。一方ユナイテッド航空ではマイルで航空券を取得しても燃油サーチャージはかかりません。また、同じスターアライアンスの航空会社の便であればマイルで取得できるので、ANAで取得したANA便と、ユナイテッドで取得したANA便ではマイル数やサーチャージ費用に大きな差がでます。

それぞれにメリットやデメリットもありますが、一度マイルを貯める目的を明確にするのも大切です。

まとめ

マイルを貯めるきっかけになったのは、「費用をかけずに海外旅行にたくさん行きたい!」という思いからでした。今はこの「マイル」自体の使い道には迷っていますが、何より大切なのは「マイルを貯める仕組みを作れたこと」が一番の収穫です。

僕が悩んでいるのは「マイルか現金か」であって、「どうやってマイルに変換する現金を稼ごうか」ではないです。すでに毎月18,000マイルに変換できるだけの現金をほとんど自動で獲得できる仕組みは作りました。だから、月2万円のお小遣いか、マイルにするかを悩んでいるだけなのです。

あなたにも「これがしたい!」という願望ってありませんか?

そのために何をすれば叶うのかって本気で考えている人は案外少ないと思っています。まずは自分の欲求と向き合ってみて、その欲求に素直に答えてあげましょう。平日に休みをとれる方であれば、比較的マイルで航空券を取得することも可能だし、国内線でも同じく取得はしやすいので、一度「陸マイラー」について調べてみてください。

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