你好。
二日目。
初日は台湾・高雄に着いてから、弾丸のように巡った。気候も食べ物も、そして高雄の人情にも少しふれることができた。二日目の今日はどんな顔を高雄は見せてくれるのだろうか。
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蓮池潭(れんちたん)へ向かう
ホテルで朝食を食べ、9時を過ぎたくらいには出発した。午前中の目的地は「蓮池潭(れんちたん)」で、大きな池に台湾独特の建造物がある場所だ。
蓮池潭(れんちたん)
蓮池潭(れんちたん)は、台湾の高雄市左営区にある人造湖。観光スポットになっている。
敷地内にある春秋閣は1951年に、龍虎塔は1976年に、建てられたという[1]。
ワールドゲームズ2009では、幾つかのウォータースポーツ競技の会場となった。
まずは蓮池潭へ行くために最寄り駅の「左営駅」へ向かう。
二日目ともなると高雄の空気や雰囲気にも体が慣れ、いろんなことに挑戦したくなる。まずは、露店でよくわからない食べ物が売っていたのでメンバーがトライ。
マスクしたおばちゃんが何やら袋に具材を詰めている。
出来上がったのがこちら。
何かの生地にたくさんの具材と、白い粉がたっぷり。
食べてみると、、、、あんまり美味しくなかったようだ(笑)白い粉の正体は何かと食べたメンバーに聞いても、「砂糖?、、、小麦粉?」とよくわからない味だったようだ。
こういった日本では売っていないものを食すのも海外旅行の楽しみだと思う。ただし、胃薬・整腸剤やその他の常備薬は必ず持っていってほしい(笑)
でも実は自分が思っている以上に体はすぐに環境に順応する。
その証拠に昨日食べた牡蠣はボクの体になんの悪さもしてこない。あまりアジアに行ったことがない人からすると、日本以外の国は衛生面で心配だという話もよく聞くが、そのアジアの中でも台湾は大丈夫だと思う。日中は蒸し暑いが、ローカルな市場へ行っても虫がたかっている光景はなく、日本と変わらない。
道中にあった市場。
日本ではこんなに堂々とお肉を並べていないが、悪臭がするわけでもなく、ゴミが散乱しているということもない。普通の生鮮市場だった。
寄り道:三鳳宮(サンフォンゴン)
さて、蓮池潭へ向かう前にひとつ、有名なお寺へも足を運んだ。三鳳宮(サンフォンゴン)というお寺。
三鳳宮
清の康熙年間創建。現在まで300余年を数え中国北方宮殿式の寺廟としては台湾で一、二を争う道教の古刹。中壇元帥を主神に、釈迦如来や観音菩薩をはじめ、さまざまな神を祭る複合寺廟。
何かの催しがあるのだろうか、原色の被り物が並ぶ。
お寺の中には自由に入れ、写真撮影も可能。
様々な神が出迎えてくれる。
高雄人とのふれあい③
三鳳宮の中へ入る前、おばちゃんがお盆に飴などのお菓子をのせて参拝客に配っていた。どうも日本人の悪い癖か、それを受け取るとあとで金銭を請求されたりだとか、「タダより高いものはない」という固定概念がある。メンバー6人中5人は受け取らず、1人は素直に受け取った。もちろんあとに請求されたりはしていない。少し恥ずかしい気持ちになった。
そのときにもらった飴。マスクメロンではなく、マフクメロン。これは高雄人が適当なのではなく、あえて高雄人は堂々とパクッたりしないよ!という、謙虚さだと受け取った。(笑)
住所:高雄市三民区河北二路134号
時間:5時~22時
蓮池潭へはレンタサイクルよりバスが快適
三鳳宮をあとにし、地下鉄で「左営駅」へ向かった。到着後、レンタルサイクルで目的地まで向かうつもりだったが、人気が高いらしく人数分の自転車がなかった。
高雄のいたるところにレンタサイクルはあった。初めの1時間は無料なんだとか。
こうなったらタクシーで移動するしかないかなと半分諦めていました。というのも、レンタルサイクル以外の選択肢として、バスを利用することもできました。しかし、バスの乗り方についての口コミがあまりなく、困り果てていました。
すると、「何かお手伝いしましょうか?」と一人の女性が声をかけてきました。
日本人ではなく、台湾の人でしたがとても日本語がうまく、蓮池潭へ行きたいと伝えると「わかりました。それなら紅35のバスに乗れば着きます。バス停まで案内します。」と言ってくれたのだった。
メンバーは声をそろえ「謝謝!」と伝え、その女性に着いていきました。女性の名前は「ミンミン」で、年齢は聞いてはいないがおそらく20歳くらいだろうか。ギターケースを片手にボクたちからの質問にも的確に日本語で答えた。
日本語が話せるのはAKBのファンらしく、AKBの動画を3ヶ月くらいずっと見ていたら、日本語が話せるようになったと話していた。て、てんさい!と思わず突っ込んでしまったが、そのツッコミにもしっかり反応し、「そんなことないです(照)」とやっぱり天才だった。
写真真ん中の女性がミンミン。
手を挙げているのは、高雄のバスは手を挙げていないと停まってくれないのだそう。こういう話もミンミンがいなければ知ることもなかった。
案内してくれたバス停に到着するやいなや、バスが来たのでミンミンとゆっくり話をすることができなかったことが悔やまれるが、本当に優しい人でした。ありがとう!ミンミン!
紅35のバス停
蓮池潭へ到着!龍虎塔は目の前に
バスに駆け込んだボクたちは、ミンミンに手を振るためにまっすぐ後部座席に行ったが、バスの運賃は先払いだったようで、運転手さんを困らせてしまった。ちなみに運賃は一律12元でした。
ここが目的地の蓮池潭。
バスで蓮池潭に近づくと大きな湖が見えてくる。タイミングがあえば池でウェイクボードをしている人が見える。
バス停から歩いてすぐ見えてくる龍虎塔。
正面からウネウネした道を塔に向かって進んで行く。
台湾では一番良い動物が龍、一番悪い動物が虎とされ、龍の口から入り、虎の口から出てると、福が来るとされています。
龍の口から入り、奥に塔があります。塔は螺旋階段で登ることができ、塔の上から池を眺めることができます。
装飾も立派です。
これ龍も虎も両方登ると結構な運動になります。
最後は虎の口から出て終了。
実はこの蓮池潭にある建物はとある宗教団体の持ち物で、この龍虎塔以外にもたくさんあるが全て無料で入れます。建物はインパクトありますが、景色はPM2.5なのか黄砂なのかはわかりませんが市内にくらべ空が霞んでいました。
麺を食らう
お昼ごはん。実はさっき出会ったミンミンに蓮池潭の近くでおいしいお店がないか聞いていたのだ。そして天才のミンミンはしっかりお店を教えてくれていたのだ。
三牛牛麺というお店。
バスを降りた場所から徒歩3分。店に近づくと行列が見えたのですぐわかった。日本と同じで、列に並んでいる間にオーダーシートに記入しておくことができる。
ただし、写真はない(笑)
唯一、日本人でよかったのが漢字読めることだ。ある程度どういう麺なのかが雰囲気でわかる。
お店の中に入ると、まず惣菜コーナーを通る。
分かりやすく言うと、最近はやりのうどん屋チェーンをイメージしてほしい。レジまでにうどんと惣菜をトレイに乗せていくあのスタイルだ。写真の棚の上段にはキムチらしきものもあった。
最後にレジでオーダーシートを渡し、清算をする。
ボクたちは2階席へ通され、料理を待った。
どうやら店名からわかるように牛がメインで、しかも牛すじが有名なようだ。これは乾麺。
こっちが湯麺。辛さは一切ない。
これは肉味噌が乗っている乾麺。
どれも基本的にニンニクが絡めてあるので、味は濃いめ。女性には少々ヘビーかもしれません。あと、麺食べてるのにご飯がほしくなる(笑)
でも、どれも台湾を感じられて美味しかった。ミンミンにまた感謝だ。
店名:三牛牛麺
住所:高雄市左營區勝利路85號
営業時間:11:00~23:00
次はデザートだ。
一旦、バスで左営駅までもどり、バス停から左営駅まで歩いているとあるお店。これもミンミン推薦。
地元民に大人気のかき氷屋です。
ここは入り口にあるお皿をとって、好きなトッピングを好きなだけ取ります。寒天や小豆、フルーツなどをお皿に詰めてレジへ戻ります。
こうやって重さで金額が決まります。代金を支払ったら、このお皿の上に氷をかけてくれます。
完成品がこちら。黒蜜がかかっています。
レジでミルクといえば練乳をかけてくれます。
さっぱりとして、初日に食べたフルーツのかき氷とは違って、高雄庶民の味っていう気がして楽しめました。値段は50元くらいでした。
店名:品元糖口冷飲工坊
住所:高雄市左営區重信路553號
詳細:http://hares.tw/archives/1873
ショッピングモールはイマイチ
午後からはお土産を買ったり、面白いものがないか散策しようとショッピングモールへ行ってみました。
しかし、特に目新しいものはなく、反対に食品コーナーを見に行くと日本製のものが日本語のまま売られており、親日感が溢れていました。ただ、それが異国感を損ねてしまい、あまり楽しめなかった。
しかし、台湾にも「新光三越」や「太平洋SOGO」があり、1階は日本と同じ化粧品売り場だったりして、使い勝手が変わらない分、それはメリットでもあると思う。
せっかくなのでパパイヤミルクを飲んで帰りました。
パパイヤミルクで有名なお店「高雄牛乳大王」
マンゴーも試しましたが、どちらかというとスッキリしてました。熱い高雄にピッタリ。さあ、ほどよく日が暮れてきたので晩御飯を食べにいきましょうか。
最後の晩餐
2日目の夜、ショッピングモール後に行った夜市があまり盛況ではなかったので、ここは思い切って美味しい海鮮料理屋に突撃しよう!ということになり、路線変更で口コミがよかった海鮮料理屋まで足を向けた。
この看板が目印。この奥にエレベーターがある。
歓迎されてるので自動ドアを抜けると、化粧が濃いめのおばちゃんが案内してくれました。
写真には撮れていませんが、円卓が数席並ぶ店内には、厨房に隣接した生け簀があり、そのほかの海鮮たちは氷漬けにされた状態でボクたちを待っていました。店主らしきおじさんは日本語が話せ、新鮮な魚介を目の前にいろいろと説明をしてくれ、食べたいものを決めていきます。
まずはビール!
チンタオビールと似ていて、薄いめのビール。でもうまい!
さっきまで生け簀で生きていたエビちゃん。かなり美味。
ハマグリの塩茹で。絶妙の塩加減でした。
やりイカを揚げたあとに炒めたもの。箸が止まらない。
なぜか鶏が有名なお店なんだというおじさん。でも、確かにかなり美味しかった。
おまけで空芯菜のようなもの。味付けがほんとに日本人好みだ。
メンバーがずっと米を欲しがっていたので注文。このチャーハン今まで食べたチャーハンの中で一番かもしれません。
名前はわかりませんが赤いうろこのお魚を焼きで。フワフワしてました。
気づいたらこんなことになっていました。手前のスープは味噌汁です。ホッとする味でした。
なんだろうか、涙が出るくらい美味しくて、みんな幸せな笑みを浮かべながら黙々と食べ続けました。
気になるのがお値段。特にメニューがあったわけでもなく、店主と相談しながら料理は決めたので、きっと料理は人数に合わせて量を調整してくれただろうし。夜市じゃ海鮮料理は結構な値段していたので、これはぼったくられてもしょうがないかなと、メンバーの中で話していました。
せっかくなので楽しもう!ということになり、各自「ゴ〇になります」風に金額を予想してみた。
予想の中で最高額は6,000元(21,000円くらい)。それ以外のメンバーは3,450元(12,000円ほど)~3,650元(13,000円ほど)で収まった。さあ、結果は!
やすっ!
3,300元(11,550円くらい)っていうことは、1人あたり2,000円かかっていません。ビールも飲んだし、お腹いっぱい食べたし、店主やその他のおばちゃんも優しかったし、高雄最高じゃないか。
店名:「村」海鮮料理
住所:高雄市前鎮區文橫三路45號2樓
ことごとくハズレがない高雄にメンバー満足げな顔でホテルへ戻りがてら、初日に続き全身マッサージを半ケツでしてもらい、90分で800元でした。
いよいよ明日が最終日!おやすみなさい!
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