旅行と生活改善のブログマガジン

POSITIVE RULEBOOK

9割と1割

「実際、9割の人がやらないんだ。」

と、切り出したのはみんなでご飯を食べに行った帰り道でした。

その日は会社の20代の後輩を数人連れて焼肉に行ったのですが、前々から自分の考えとはなかなかクロスしない20代の後輩たち、いわゆる「ゆとり世代」という世代です。その会食中に、悪い癖で「将来どうしたい?」と余計な話題を振ってしまったのでした。

何が余計かって?

「将来どうしたい?」みたいな話を20代の後輩たちにしようものなら、「そうですね〜」と話を聞く素振りは見せるものの、「あっ、このお肉もう焼けてる!」などど、話が続かないのがオチです。

その度に、「あ〜話すんじゃなかった。」と後悔します。

でもね、こういうケースって何も「ゆとり世代」だからってわけじゃないと思うんですよね。自分と同年代でも、それ以上の年代でも実は同じで、「9割と1割」に分けられる。

今日はそんな話をします。

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「将来どうしたい?」

ある日、ゆとり世代の部下がボクにこう言いました。

「ゆとり世代は考えることが苦手なんです。なんていうか、考えるってしんどいでしょ?だから、考えることをしたくないんです。」

その言葉を聞いて、詳しく調べたことはないけど、ゆとり世代とは「競争」を無理やりさせないように教育された世代という認識で合ってるだろうか?

昔の狩猟をしながら生きていた頃の人間は、「あの足が早い鹿を捕らえるにはどうすればいいか。」なんてことを考えたりして日々過ごしていたと思う。

「だって、捕まえられなきゃ死ぬし。」

もしくは、隣の村に鹿を簡単に捕らえられる武器でも作られた日には村全体が危機に陥る。という風に、人間は無意識に「競争」をしながら発展してきた。

「考えない=死」

この事実とは反対の考えを持つゆとり世代に僕はどう接していけばいいのだろうか。

「ずっと会社員がいいの?」

と聞くと、「それはイヤだ。」と返ってくる。考えるのもイヤだけど、ずっとストレス社会で働くのもイヤだそうだ。

「じゃあ、考えなきゃね。」

その時ボクは、「考える」という人間らしい行動を再確認した。

 

9割と1割

いざ、自分の将来について考えてみたとして、極論は「考えることができても道は開けないし、光もささない。」のです。

かなり自己啓発っぽくてイヤだけど、「行動を起こしたもの勝ち」な世の中なのです。

しかも、この定義は長らく変わっていない。江戸時代よりももっと昔からおそらく変わってない。そして、今後もずっと変わらないはずだ。

「みんな願望はあっても行動に移すのは1割。9割は結局なにもしない。」

この本質をうまく短い言葉にまとめられたツイートがある。

https://twitter.com/ryukke/status/896014249968848900

例えば僕がなぜブログを書いたり、Youtubeに顔を晒したりしているのか。

「行動を起こすことの価値を知って、安定という思考を止める言葉に危機感を持っているからです。」

https://twitter.com/ryukke/status/893839926688493569

何度も引用してますが、結論はそういうことです。

「9割の人はやらない。」

 

時間とかお金とか

将来についてと言っても、具体的にイメージできなければ感情に訴えかけてもいいと思う。

僕の友人(女性)が最近離婚をしました。子供が2人いて、親権は友人が持つことになった。元夫は板前をしていて、朝は早いし帰りも遅いので育児はほとんどが彼女の担当だった。

「だから、離婚しても何の不便もなかった。」

この話を聞いたときのモヤモヤした気持ち、そして恐怖感が今も頭から離れません。

今の時代はだれもが結婚するわけじゃありません。でも、結婚したとしたら夫は妻や子供のために働くでしょう。そのために朝早く出て、夜遅くまで頑張ってしまう。

離婚の原因が労働時間の長さにあったかはわかりませんが、結局のところ「誰のため」にもなってなかった。

みんな頭では分かっているんですよ、多分。サラリーマンのままだと時間を作れないことも、自分の思っている以上の収入を得ることができないことも。

 

「人から振られたタスクほどしんどいものはない」

よく行動を起こす前に人は「自分にできるだろうか」と思い悩む。

でも、ほとんどのことがクリアできるし、できなかったとしても他人に振られたタスクをこなすよりはマシです。

しんどくて潰れそうになる原因は、自分のキャパを理解しないレベルの低い上司や同僚が仕事を振ってくるから。キャパだってやる気だって、自分のタイミングじゃないからうまく向き合えない時だってあるでしょ。

自分で行動を起こせばそれは自分のベストタイミングで、人間は自分に絶対できないことを自分には課しません。

つまり、できるか分からないタスクを他人に振られるより、自分が先に行動を起こす方が何倍も楽になります。

 

自分の可能性を知ること

何か行動を起こすって、「学生時代クラスのリーダー的存在でした!」とか「東大出てます!」など、何か経歴を持った人がやるものなんじゃないの?って思ってませんか。

たしかに、リーダーになるには行動を起こしただろうし、東大へ行くのにも塾に通ったり生徒会長したりしたんじゃないかな。

でも、それは過去の話。

あなたにも自分で行動を起こした時期があったんじゃないでしょうか。

  • 一人旅をした。
  • 植物を育ててみた。
  • 車を買った。
  • 一人暮らし始めた。

どれもはじめは出来なかったし、自分の中ではドキドキだったはず。

でも、なぜそのドキドキをしてまで行動を起こしたのかをもう一度考えてみれば分かるはず。

「そうしたかったから。」

周りにダメだと言われても、マイナスの情報が飛び交ってても、そうしたいときは体が勝手に動くもの。動かないのなら、あなたは今の現状の方が楽だと思っているからです。

「何度も言いますが、自分から行動を起こす方が楽です。」

そして、そういう思考に切り替えるには、はじめの一歩を踏み出すしかありません。あなたにできることは今はそれだけです。

 

最後に

ボクは一度きりの人生だから、ボクという人生を楽しみたい。

行動を起こしても、起こさなくても辛いことはあるし、生きることがイヤになる日もくるでしょう。

自分の満足いく収入があって、行きたい場所に行けて、好きな人と過ごし、知らないことを知って人生を終わりたい。

あなたの人生はどんな人生ですか?

 

 

 

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