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常々、世の中に対してたくさんの疑問を抱くわけですが、その中でも「みんなやってるから正解」的なことって案外ありませんか?
- 家は35年ローン組む(家賃払うよりいいから)
- 節約し、貯金する(将来に備えて)
- やりがいを見つける(苦しいけど頑張るために)
例えばで挙げた3つの例ですが、お金は大切だよと教えられ、無駄遣いはせずにできる限りの貯金をし、安定を求めて公務員になると親は安心する。
公務員や上場企業に入社ができても人間関係に疲弊するから、「やりがい」を早く見つけて、苦しいけどしっかり社会に貢献をすることが親孝行であり、立派な社会人だと捉える風潮ってありませんか?
本当にそうでしょうか?
マイホームは負債の理由を知る
僕は、自慢げに新築マイホームを購入したと言う人に「購入した時点ですでに負債からのスタートだよ」と、心の中で思っています。
新築は1日でも住めば「中古」になります。
3,000万円借りて同額の新築を購入しても、すぐに売却すれば中古価格で買い取られるわけで、「購入価格-売却価格=」つまりはその時点では家の価値分を引いて残った残債は資産ではなくて「負債」ではありませんか?
仮にそれに気づいたとして、自分の家が今いくらで売れるかを定期的に調べる人はどれぐらいいるでしょうか?
普通に借金したとしたら、毎月いくら返すだとか、負債額が減っていくことを気にするはずなのに、マイホームとなるとあたかも今住んでいる家が自分の物かのように感じます。
しかし、ローンを組んでいる内は銀行の担保ですし、売却しても残債が残るならそれは負債です。
お金の価値が変わることを知る
節約は必要です。余計なお金は使わず、価値のあるものにお金は使うべきです。しかし、貯金は必要以上にしても無意味です。
生活をする上で最低限必要なお金は家庭によって様々ですが、その生活資金を確保すれば、残りは貯金ではなく「運用」しなければ生活は豊かになりません。
お金というのは、一見価値が一定のように感じている人もいますが、物価によって価値が変動します。同じ1,000円でも時代によって買える物や数量に差があります。
ということは、現時点での価値が将来同じだという保証はなく、貯金をしたのにも関わらず価値が今より半分になったとしたら、、、。
「やりがい」だけでストレスからは逃れられない
大半の人が雇用され、月給制の中で生活を形成しています。
人に雇用される以上、会社に貢献してこそ対価をもらう価値があります。少なくとも経営者はそこをシビアに求めます。
運がよく、のんびり仕事をしていても人間関係や雇用主に恵まれて、ストレスが少なく過ごせる人もいるでしょう。
しかし、大勢の方は人間関係や、仕事上でのモチベーションを保てずにストレスを溜めます。だからこそ、「働き方改革」なんて法案が通ったのでしょう。
20歳~65歳までの期間を雇用され続け、やりたくも、通勤したくもない会社に「お金」のために通う日々を少しでも和らげたくて「やりがい」を見つけようとします。
かみ砕くと「イヤだし、しんどいけど、やるしかないから、少しでもモチベーションを保つためにやりがいを見つけよう」ってことになります。
それでもカバーできないから、休みの日には趣味に没頭したり、美味しい物食べたり、できる限りリラックスしようと考えます。
本質的な部分を考えず、みんながやっているから正解だという安易な発想で人生を委ねすぎています。
さて、どの話も周囲に必ずある話であり、自分の両親もそういう考えだという方は多いのではないでしょうか。
しかし、どれも間違っていると僕は考えています。
どれも本質的な部分を考えず、みんながやっているから正解だという安易な発想で人生を委ねすぎています。
- マイホーム購入=負債だと疑わない
- 貯金=お金の価値を疑わない
- やりがい=ストレスは一生続くものだと疑わない
どれも考えているようでみんな大切なことを考えていないのです。
でも、これが次のように考えられれば人生は少し変わります。
- マイホーム購入=負債を背負うと認識する
- 貯金=お金には運用して増やす方法もあることを知る
- やりがい=労働だけが収入を得る方法ではないことを知る
すべては周りを見渡して、みんなが当たり前のようにしていることに疑いを向け、そして同じ行動をとらないようにすることが実は正解への近道だと思います。
よく考えてください。
「毎日、朝5時に起きるだけで毎月10万円振込みます」
って言われたら、「そんなうまい話しはないよ」と思いませんか?
それと同じで、「親が言っているから」とか「周りがやっているから」で、将来の保証がされれば苦労なんかないですよね。
人間はイメージで動く生き物
僕の母親の例を出すと、母親は常日ごろからお風呂には23時を回ってから入ります。
その理由は23時から深夜電力となるため、日中より電気代が1/3になるそうです。節約して立派ですよね。
しかし、「日中にお風呂入るのと、23時以降とではどのくらい金額の差があるの?」と聞くと、「わからないw」と答えが返ってきます。
そんなもんです。
電車や自動車の方が圧倒的に事故が多いのに、飛行機の方が危ない気がするという人多いです。それくらい人間はイメージで動く生き物です。
だからこそ、しっかりと自分なりの理論と理由をもって物事を決めていかないと、みんなが窮地に追い込まれれば同じようにあなたも窮地に追い込まれる可能性が高いわけです。
あなたも知らず知らずのうちに、他人に引っ張られて不幸な人生を歩んではいませんか?