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【副業】初心者が知っておきたい「せどり」の具体的な利益計算方法

数年前から大手企業が副業を解禁し、世の中も副業について関心が強まったと思います。

しかし、依然として周囲を見渡しても「副業」と呼べるレベルの行動を実際にしている人は少なく、ほとんどの方がメルカリで不用品を売る程度のことしかしていません。

 

その理由の一つは「仕入れ方法がわからない」という点でつまづくようです。

運よく仕入れ方法が見つけられても、そもそもビジネスとして捉えずにやってしまうケースもあります。

 

例えば、最もよくないケースとして「利益計算を適当に扱う」ケースがあります。

利益を出すために副業をやるわけですから、そのベースとなる利益計算は必須なはずなのですが、いわゆる「直感」で仕入れ、利益を出すことよりも「売れた時の快感」だけを求めてやってしまう方がいます。

当然、その快感はすぐになくなります。売れた後の発送作業が面倒になり、「なぜこんなことやってるんだろう」と考えてしまうわけです。

もし、せどりを自分の不用品を売る延長線上にあるものだと考えているなら、そこは少し視点を変えたほうがいいかもしれません。

 

利益計算はエクセルで管理、つまりパソコンで作業をしよう

今の時代はスマホの時代だと考えている方も多くいると思いますが、私はそうは思いません。

作業効率や確実なタスクをこなすにはパソコンは必須です。

なぜなら、せどりの利益計算はエクセルを使えば簡単に思い通りの表が作成できますし、細かなデータも蓄積できるので、自分のビジネスがしっかり利益が出せているのかも分かるようになります。

これは私が実際に使っているエクセルの仕入れ管理表です。

仕入れた商品の仕入れ値、売価、送料、メルカリ等の手数料、利益という順番になっていますが、上の段は仕入れる前の予想です。ここでしっかり利益が確保できるかを見極めなければいけません。

その上で、仕入れたものが必ずしも想定通りに売れるわけではありませんから、どこまでなら値引きができるかの損益分岐点も考え、利益は思っているより多く取れるように仕入れないと、最終的に赤字になってしまうパターンが多くなります。

下の段は結果を入力しています。メリカリでの値下げ交渉は日常的に行われてますし、値下げせずに時間をかけてでも利益を取りに行くか、回転を考えて少し利益率を下げるかの判断も重要な要素です。

しかし、下の段のようにしっかり結果を確認することで利益が確保できた、つまり儲かったというわけなので、せどりをやっている意味があったということです。

上のエクセル表は、仕入値、売価、送料を入力すれば、あとは手数料はメリカリなら10%で一律なので計算式が入っていて、利益と利益率がすぐに計算されて便利です。

利益率は高ければ高いほどいいですが、せどりはあくまでも既存の商品を安く仕入れて利益を乗せて高く売るわけなので、そこまで大きく利益率はとれません。30%もとれたら最高です。

売上と利益の月間推移グラフを作りましょう

1回の仕入れに対して利益計算ができれば、せどりを継続し、利益を積み重ねていけば月間の利益、年間の利益データが溜まっていきます。

そのデータを可視化して、更なる改善策を考えて、より効率的で利益が出せる方法を考えていきましょう。

グラフには利益率は反映させていませんが、こういったデータを視覚化すると、売り上げが落ちた時期の原因について再度考えたり、現在の売り上げを倍にするためには仕入額をどれくらいに増やせばいいかなどが考えられます。

まとめ:雇われ脳を止めて、ビジネスを楽しもう!

せどりの利益計算について方法を説明してきましたが、どうしても適当に利益計算をしてしまうという方は、おそらく「雇われ脳」になっていると思います。

私もそうですが、会社では事務職として働いていると、何かのデータ入力作業だったり、毎日、毎週決められたルーティーンの中で仕事をしてしまうと、それでお給料がもらえるわけなので、脳は勝手に「これでいいか」と思ってしまいます。

収入を増やしたいという気持ちでせどりに手を出してみたのに、普段はどうやって利益が出てとか、どれくらい利益が出てとか、それが自分たちの給料になってとか、そんなこと考えている社員はほぼいないと思いますが、そういう発想がせどりにも必要になります。

仕入れたものが売れたから良いのではなく、仕入れたものがしっかり利益がとれ、そして買った方にも喜んでもらえるように考えていかないと、いくらスモールビジネスと言えども、素人が不用品を売るのとは全く意味合いが違うことが分かっていただけたでしょうか。

雇われ脳を止めることができれば、せどり以外にもいろんな情報に興味を持てると思いますし、自分の今の仕事や、将来のことについても自主的に考えるようになっていけます。

ぜひ、せどりをやるなら利益計算をしっかりやって、有効な時間を過ごしてみてください。

 

 

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