こんにちは、ジョージです。
僕は中小企業の総務をしています。
人事部のようなものはなく、総務が採用に関わる仕事も行っています。正社員の募集から、パートの募集まで、窓口として人材紹介会社やハローワークから紹介を受け付けています。
ハローワークからの求人で多いのが、50代や60代の男性からの応募です。しかも、正社員ではなく、パートもしくは契約社員への応募です。
当然、履歴書を僕が見ることもあるので、「なぜ、そのくらいの年齢になって求職活動をしているのか」と感じてしまいます。
いろいろあったんでしょう。会社が倒産したり、リストラにあったり、その人にしか分からない苦労はたくさん経験してきたと思います。
もう、その人たちの人生は終わりなのでしょうか?
想像してみてください、50歳で職がなく、貯金も微々たるもので、身体もいろんな病気が年齢とともに出てくるし、両親は80歳をこえて最近は入退院を繰り返す日々。そんな状態だったら、あなたはどうしますか?
「真面目」や「一生懸命」だけじゃ未来は拓かれない。
今日、会社の昼休憩で感じたことがありました。
うちの会社は土曜日も営業日で、通常は休みのパートさんも土曜日出勤を数名にしてもらっています。そんな出勤してくれたパートさん(55歳くらい女性)の一人が、お昼にカップ麺をすすり、無表情で食べていました。
「本当は土曜日なら家でゆっくりしたいんだろうな~。」
僕の目にはそう映っていました。
なぜ、人は50代になっても自由な時間を持つことができないのか?「真面目」に「一生懸命」に、そのパートさんや、その旦那さんは頑張ってきただろうに、50歳を過ぎてもまだ時間にゆとりもなく、お金にもゆとりがない日々が続いているわけですよね。
「結局、みんなは何のために仕事をしているんだろう」って思うのです。
大前提として、生きるために仕事はするものですが、できることであれば「お金に囚われない」生き方がしたいって思いませんか?
あなたの周囲を見渡してみましょう。両親、友達、ご近所さんは50代でも忙しく働いていますか?その人達は「真面目」で「一生懸命」ですか?
真面目でも一生懸命でも、それとお金に囚われない生き方は別の問題です。
自分が50代で無職になる可能性は?
今、他人ごとで聞いていたあなたは、50代で無職になる可能性はゼロですか?
勤めている会社が倒産しない保証はないし、自分の身体が健康だという保証もありません。
だからこそ、僕はハローワークから応募してきた50歳の男性を見て、自分を奮い立たせないといけないし、今すぐにできることから行動したいと思っています。
そういう話しは妻ともするし、
だからこそ妻にもきちんと収入を持ってほしいとも思うのです。
男が養うって美学は立派ですが、本当の意味で相手のことを想うのであれば当然の発想だと思います。年齢が若いのであれば、間違ってもスーパーなどの「誰にでもできる仕事」に妻を働かせたらダメです。
夫が最大限の協力をして、妻のスキルになる仕事に付かせましょう。それが、後に自分の助けにもなるし、妻自身の自立にもつながります。
だって、子育て後にレジ打ちしかする選択肢がない妻って、夫としてかわいそうに思いませんか?
自分はバリバリ外で働いているのに、妻は結婚して子供を授かったばかりに、子供を育てることが中心の人生に変わってしまうのです。
>母親が働く姿を見て育った息子は成人後、性別役割分業の偏見を持つことなく、家事・育児により多くの時間を割く傾向がある
>重要なのは、就業の有無にかかわらず、父母それぞれが自身の人生への充実感で満たされていること母の就労 子に悪影響なし 親の充実感が幸福育むhttps://t.co/XV18cdMwoX
— NPO法人ジェンダーイコール (@genderequalcom) August 25, 2018
どのデータや情報が正しいのかは、結論は自分で決めるしかありません。
それでも、僕個人の意見としても、母親が忙しくたって子供はちゃんと育つし、イキイキと働いている母親の方が僕は好きだって思えます。
それには、どーしても夫の支えや協力は必須なんです。気づいてない妻に気づかせることもすごく大切な作業です。
僕は妻に口すっぱく「自分の人生を謳歌させるんだよ」って言い続けています。
上のツイートにもあるように、父母それぞれが自身の人生への充実感で満たされていることが、子供にとってどれだけ良い影響を与えることでしょう。
今からできること
全部、今日から始められます。
結局は、夫婦で手を取り合って、現実から目を背けず、奢らず、相手に任せすぎず、前向きに生きていくために、できることはやっていきましょう。二人で。