四季報新春版が発売された。
早速読破し、投資銘柄をピックアップしていく。
【はじめに】投資方針について
四半期ごとに発売される四季報を購入し、その中で注目する銘柄に付箋を付けていくアナログなやり方で選定する。
選定の中で注目するポイントは下記の通り
- 取締役がオーナーで株を保有しているか
- 時価総額300億以下の小型株
- チャートの形
- 売上・利益の推移
- 自己資本比率が高すぎない
- 配当の有無、減配の有無
などだ。
取締役がオーナーで株を保有しているか
これは自分が会社員時代に毎日社長と顔を合わす「財務総務部」という部署にいたことに関係する。
社長はオーナーであり、他に役員2名がいたが株はすべて社長が持っていた。オーナー社長には創業や跡を継いだ想い、そしてコスト意識とリスクへの管理が異常だ。従業員としては辛い日々だったが、投資家目線ではこれほど強い判断材料はない。
時価総額300億以下の小型株
これはただ値幅をとるために引いたボーダーだ。大型株ほど動きにくいので、大きくでも時価総額600億以下と決めている。
チャートの形
僕はチャートが好きだ。眺めているのも好きなので「ファンダメンタル」よりは「チャーチスト」なのだと思う。
だから、チャートの形はある程度信頼している。
売上・利益の推移
ここでは株価が上昇する要因があるかを確認する。
極論、株価を大きく左右するようなファンダメンタルは僕みたいなミジンコには入ってこない。また、読み取ろうとも思わない。
それよりも「上がるべくして上がった」そんな銘柄を僕は探すことにしている。
自己資本比率が高すぎない
自己資本比率が100%に近いということは「攻めなくてもいい」と捉え、自己資本比率は借金をしてでも投資をしていると考えます。つまり、業績が大きく上がる可能性があるということ。
配当の有無、減配の有無
これはオーナー社長にも通じるが、オーナー社長やプライドを大切にする社長は「減配は恥」と考えているに違いない。
よく前職の社長には意味不明なことで詰められたが、要するに「簡単には自分を下げる行動はしない」ということ。逆に業績が本当にどうしようもなければ、その際の減配だけに限らず決断も早い。
四季報でピックアップした銘柄
四季報で注目した銘柄
2122 インタースペース
会長が株を保有し、自社、投資会社でも保有している。時価総額は102億。(2023.4時点)
チャートでは週足でトレンドラインが切りあがり、三角持ち合いだったことから、上に跳ねると予測。
こういった順調で堅調なグラフを注目する。そしてまだ株価が反映されていない株。
自己資本比率は高めだが時価総額が低いのでいけると思った。
配当に関しても連続増配をしている。
次は日足で、緑に囲った部分から4回に分けてインをした。平均1,029円くらい。
4時間足。その後3月14日まで引っ張り、1,294円で約定。正直、1,578円のところに水平線を引いているが、そこまでは上がりすぎて怖いと思った。結局、一瞬その1,578円をぶち抜き、大きく下落。1,294円はナイス判断だと思った。20%以上の利益が取れた。
結果報告
購入金額 | 売却金額 | 利益 | 損益率 |
411,800円 | 517,600円 | +105,800円 | +25.7% |